大正13年(1924)、11月中旬、鳳凰山の北御室小屋が完成。
この年までに県山林課が建てた山小屋は北沢、両俣、間ノ岳、広河内沢(現大門沢小屋)、広河原、早川尾根、八ケ岳(現青年小屋)、破風(現避難小屋)、北御室の9つ。
山梨県設小屋 収容人員30人 冬季使用可能 小屋番なし物資其の他備付なし 使用料無料
間口2間4尺、奥行き3間、通路4尺、左右壁まくり戸
大正15年には北御室、広河原(芦安)、間ノ岳、広河原(西山)の小屋を修繕、500円を計上する。
昭和2年7月、白根御池小屋(大樺小屋)建設。
昭和27年7月、野呂川林道着工。
昭和32年、白根御池小屋改築(県営小屋)。
清水延重が青木久次郎等と外壁は丸太、屋根はトタンぶきの小屋を建設。
昭和30年から青木義元、森本録朗が小屋番となる。
その後基礎はコンクリート造りの鉄骨プレハブの小屋が増建設される。
昭和37年10月、野呂川林道(後の南アルプス林道)が広河原まで開通。
昭和39年7月、芦安村が山梨県より白根御池小屋を借り受ける。
昭和52年4月、南アルプス国立公園白根御池小屋宿舎事業の執行を承認される。
平成3年、芦安村営白根御池小屋の建替を行う。モダンな角ログの小屋が完成。
平成11年4月、草すべり側からの雪崩で小屋の東面が崩壊する。
(雪崩で崩壊した白根御池小屋 平成11年5月3日 清水准一撮影)
平成11年6月、倒壊した小屋の基礎を利用した仮設プレハブ小屋を建設。
平成17年10月現在の白根御池小屋が完成。
【資料提供】
南アルプス芦安山岳館、「ときをこえて」(旧芦安村)、清水准一氏撮影画像